樹勢回復

弱ってきた樹木を見て「寿命かな」と諦める必要はありません。
樹木は私たちの想像をはるかに超える生命力を持っています。

弱っている樹木は抵抗力がなく、デリケートです。やみくもに手立てを講じるのではなく、必要最小限の治療を行い回復を図ります。

根が活力を取り戻し養分を取り込むようになると、枝葉が伸びてきます。

効果が現れるには半年から1年以上はかかります。
長期にわたる作業ですが、コスト削減にも努めていきます。

It is not necessary to give up when you find the trees which have weakened. Life of the tree is not exhausted yet.

Trees have a vitality beyond our imagination.
Weakened tree is fragile without power of resistance.

We do not take recovery process forcibly.
We give necessary minimum treatment step by step, looking at state.

If a root regains vitality and begins to get nourishment, branches and leaves will be getting rich again.

It takes half a year or more than one year for recovery.
Although it is the work over a long period of time, we strive for cost reduction.

診断方法

木が弱ってきた場合、いくつかの理由があります。
台風の被害、夏場の水不足など災害によるものや、土に養分が不足している、葉が病気や害虫の被害にあうなど、さまざまな原因を分析します。

いつの時期から弱ったのかなどお客様からお話を伺ったり、周りの環境や土の様子を調べたり、といった具合にあらゆる角度から分析をし、診断をおこないます。

樹勢回復とは

幹や葉の色や状態の変化といった目で見える症状があれば、地下の見えない部分・根も同じように弱っています。

治療は弱っている根のために、土壌改良、施肥など、根が元気に育つ環境づくりを行います。

併せて、腐っている幹や病気にかかった葉などの処置を行います。見えている部分だけを治療しても効果はありません。見えないところの根を元気にすることでその木は元気になっていきます。

費用の目安
診断料

5,000円~/本

 

治療 応急手当コース 15,000円~/本
治療 1年間管理コース 35,000円~/本

なぜ弱ってしまったのか、この原因がわからなければ適切な処置もあり得ません。
そのため、まずはお話をうかがい、環境条件を見ながら診断いたします。
診断には時間がかかるため診断料5,000円/本とさせていただいています。
その診断により必要な治療の作業時間、資材の量を算出し、お見積りいたします。

事例紹介

治療例:ウメ
Recovery sample (after one year ) : Plum

年々弱り果て、太い幹のわりに小枝しかないといった状態の頃に相談をいただきました。植え付け後から成長が見られず年々弱ってきています。新しく植えた場合、樹のもつ力で半年~1年は保ちますが、その後は根付かないと次第に枯れていくのです。

治療は土壌改良を中心に処置を行いました。こちらに植えてまったく伸びていなかった根を目覚めさせることで、驚くほどの回復を見せてくれました。

治療例:樹齢150年の枝垂れウメ
Recovery sample (after one year ) : 150 year old Weeping Plum

このシダレウメは山の斜面にあり、花が咲く頃には人々が集うほど見ごたえのあるものでしたが、弱々しくなっていました。枝枯れの症状は根の衰弱にも影響を及ぼしています。

根がよく張り出せるような土壌環境を作る処置をおこないました。治療前に比べ花つきがよくなり、回復している様子がわかります。

治療例:樹齢250年のウメ
Recovery sample (after two year ) : 250 year old Plum

なんと江戸時代からあるというウメの相談を頂きました。樹齢でいえば250年は経っています。
枝枯れが目立ち、花付きが悪くなっています。これからも永い時をここで過ごしてもらいたいと願いながら、心をこめて治療を行なった結果、2年後には力強く花を咲かせてくれました。
満開の時は思わず見とれてしまいます。感謝です。

治療例:病気のマツ
Recovery sample (after one year ) : Sick Pine

激しい『葉枯れ病』にかかったマツです。このままにしておくと完全に枯れてしまう危険性があります。

殺菌剤の散布と栄養補給を施しました。部分的に枝枯れしましたが、青々としたマツ葉になるまで回復しました。

治療例:モッコク
Recovery sample (after two year ) : Ternstroemia

頭の部分が枝枯れになり今にも枯れそうな状況で相談をいただきました。

治療は土壌改良を中心に、定期的に栄養剤の補給を行いました。お庭のシンボルとなっているモッコクが元気になり喜んでいただきました。

治療例:樹齢150年のマツ
Recovery sample (after one year ) : 150 year Pine

このマツは、拝見して必ず回復すると確信しました。
ここ数年芽吹きが弱くなり成長していませんが、根を張りだせる環境をつくることで再度芽吹いてくれるだけの葉の量がありました。

処置後も定期的に栄養剤の補給などを行い、樹齢150年のアカマツは再生しました。

診断と治療のプロセス

対面した瞬間に、葉が茶色に変色しておらず、樹高の半分から上部が葉や芽が伸びずに成長していないこと、葉先が変色していることから、葉枯病ではなく、根の生育障害による樹勢の衰弱と判断しました。

診断は健康なマツと比べてどのような違いが現われているか、いつ頃から症状が現われてきたのか過去の出来事をさかのぼり分析します。弱った原因を探り、的確な処置をしなければ効果はあらわれません。やみくもに手を加えると木にストレスを与えさらに弱ってきます。

このマツはここ1、2年にかけて弱ってきたとのこと。庭を造られたのが30年前。マツは150年以上前から移動することなくここにあるとのことでした。
現状は、池の庭石がマツに近すぎ、この状態だと根は成長出来ない状態でした。本来なら庭を造った後すぐに症状は現れるはずですが、最近まで現れていなかったとのこと。

その理由は池の水にありました。
この池は、2年前に鯉を飼うことをやめ、池を作り替えたとのこと。それまでは池の水がマツ側に浸み込み水分補給ができていたようですが、マツの周囲を石を残したままの空池としたため、水分補給が閉ざされ、マツが弱ってきたものと思われます。
マツの根を伸び易くしてやらなければ、今後数年で上部の枯れが進むため、石を動かし池の幅を縮小することにしました。

池の形、庭の景観を考慮するため、思い切って根側の拡大はできませんが、マツの周囲の土壌面積をできる範囲で拡幅しました。
マツの根がよろこぶ土壌改良剤をいれ、無事処置は終了。

弱った樹の手当ては1回の処置で完結とはいきません。状態を見届けながら確実に回復を図る必用があります。
ご依頼を引き受けるには頻繁に様子を見れる範囲となるので防府市、山口市と限定せざるをえないのはこのためです。

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